顧問からのお題<タオ島②>

2010/09/17
 今回のダイブでは、水中写真の師匠でもあるTAKE4顧問にガイドをしてもらうことが多かった。ブリーフィングの中で注目の生きものやシーンをレクチャーしてもらったのだが、その中でいくつかのお題をもらった(と勝手に思っている)。そのお題とは①ソフトコーラルをバックにしたゴルゴニアンシュリンプ②キンセンフエダイに囲まれるヤイトハタ③ブラックコーラルとツキチョウチョウウオ、の3つだ。正直言って、どれも難問だった。
 ①ソフトコーラルをバックにしたゴルゴニアンシュリンプ 「シャーク・アイランド」というポイントには、ピンク、黄、青などのきれいなソフトコーラルが群生している。その手前に生えるムチカラマツに、ゴルゴニアンシュリンプがいる。TAKE4顧問によると、今シーズンはこのゴルゴが異常発生しているのだそうだ。だが、狙いはソフトコーラルを生かしてゴルゴを撮ること。マクロレンズで撮ると、ソフトコーラルがボケて、カラフルな背景になる。今回、2度のゴルゴ狙いで黄と薄いピンクのソフトコーラルを絡めて撮影できた。トップの写真は黄がバックで、よ~く見るとたくさんの卵をおなかに抱えていた。2番目の写真も、手前と後ろがボケていい感じだ。浮上して後悔したのだが、ゴルゴを撮る時には他のダイバーの手助けが必要ということ。撮ろうとすると、ムチカラマツの反対側に隠れてしまう。おまけに20メートルを超える深場のため、時間が限られる。

 ②キンセンフエダイに囲まれるヤイトハタ 「チュンポン・ピナクル」には、数匹の巨大ヤイトハタが棲みついている。「一面のキンセンフエダイの中を突っ込むヤイトハタが見られる」。昨年はクロリボンスズメダイと絡めた写真を撮ったが、真っ黄色のキンセンフエダイとなると、写真がカラフルになる。これは絶対に撮りたい!!意気込んで身を沈め、ヤイトハタを発見。そ~っと近づき、ほぼ正面に来たのだが、肝心のキンセンフエダイの群れが遠い…。ヤイトハタが移動し、キンセンフエダイに突っ込む瞬間を待ったが結局、うまく絡まなかった。撮れた写真はと言うと「アーチをくぐるヤイトハタ」的な写真になってしまった。不完全燃焼…。
 ③ブラックコーラルとツキチョウチョウウオ タオの海特有のサンゴでもあるブラックコーラルと何を絡めて撮るか。「ブラックコーラルの前を、ツキチョウチョウウオやワヌケヤッコが通過する瞬間を押さえる」。これまた、難問だ。「セイル・ロック」に群生するブラックコーラルの前で、キンセンフエダイの群れを見ながら、その瞬間を待つ。でも、待てども待てども、待ち魚は現れない。前を行く同チームの行方を目で追いながらも、しつこく待ったが、なかなか現れない。あきらめて、同チームのメンバーを追っていた時、サーモクラインの中にツキチョウチョウウオを発見!!バックにキンセンフエダイも絡んで、撮れた!!と思ったのだが、ライティングが甘かった…。悪条件でも、しっかり撮らなきゃなあ…。

 いまさら言うことでもないが、自然が相手なのだから、いつもいつも、理想通りの写真を撮れるわけではない。だが、そんな条件の中でも、いかに理想に近い写真を撮れるかが腕の見せどころなのだろう。だから、何本も潜って、ダイブ経験値を上げて、TAKE4顧問の「ギンガメアジの群れの中を突っ込むジンベエザメ」に匹敵する写真を撮りたい。いやいや、まだまだ理想が高すぎるか…。TAKE4顧問、上の4枚の写真、どうですかね???

3 コメント:

Big Blue さんのコメント...

別に『お題』を出しているつもりではないのですが。。。
たまたま、その時の『旬』なネタをご紹介しているだけです。

ですが、上記3つは、単にひとつの被写体を撮る、というだけじゃなく、
2つ以上の別々の生物を絡めて撮るという事なので、
対象が生き物である以上、なかなかこちらの都合や思惑通りにはいかないです。

なので、時間が限られた皆さんが、1本勝負のダイビングで仕留めるためには、
こんなん撮るぞー!という具体的なイメージを持っておく事も重要だと思います。
なので、ブリーフィングでは、できるだけたくさんの『旬』なネタをご紹介して、
その中から撮ってみたい被写体を選んでもらうようにしているのです。

もちろん、何が出るかは分からないので自然相手のダイビングというスポーツです。
最初から何を撮るか決めつけるだけじゃなく、
ぶっつけ本番で出会う様々な出会いを、
その時々の瞬時の判断で切り撮って行くというのも自然写真の醍醐味でしょう。
その際、咄嗟の時にミスらないためにも、普段から水中でいろんな撮り方を試し、
絞ったり解放したり、スローシャッターにしてみたり、自然光だけで撮ったり、
いろいろ研究しておくと良いと思いますよ。

1枚目の写真
横チンさんが自分でも書いている通り、一人で撮っているので、
ゴルゴがヤギのあっち側に行っちゃっていてもったいないですね。。。
背景のボケ具合や色はとても綺麗だし、
ヤギのポリプが閉じてないのも良いですね。

2枚目の写真
絶妙の構図だと思いますよ。
ソフトコーラルの前ボケが好きです。

3枚目の写真
もともとキンセンフエダイがもっといっぱいいたのに、
他のダイバーのプレッシャーで場所がズレちゃったのですよね。
その後、角度の問題で背景に持って来れなかったのでした。
このシリーズ、ちょっとアンダーかな?と思いますが、
これは横チンさんの好みなのですよね?

4枚目の写真
これは待っていても無理ですよ。。。
たまたま見かけた時に、瞬時に対応しなければ行けない絵ですね。
僕も普段から狙っていますが、納得いく写真は撮れていません。
あと、僕も今までにいろいろ試しましたが、
ブラックコーラルは白とか白っぽい緑やピンクがオススメですよ。
今度試してみて下さい。

Big Blue さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
横チン さんのコメント...

TAKE4さん
顧問のブリーフィングはツボを押さえたものが多いので、初めて来たダイバーだけでなく、何度も訪れているダイバーにとっても、ありがたい。特に、同じカメラマンなので、何をどう撮ればいいか、というレクチャーはめちゃくちゃ参考になります。まだまだ、思い通りの写真を撮れていませんが…。また、レクチャーをよろしくお願いします<(_ _)>

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